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うなぎ雑学







題名  不明
年代  安政2年(1855)
絵師  不明
版元  不明

鯰の他にも「うなぎ」「どじょう」が売られているのがわかり、
当時の蒲焼屋の中では大衆的な店の絵になります
鯰絵は確認されているだけで250点以上で、その多くは安政の大地震の年に
発行されたと考えられています。

大地震後の大火災、その後の復旧による
建設関係の好景気などを風刺して「大火場焼」「うなんぎ(難儀)家破焼」と当て字を当てたり、ナマズを調理する地震封じの神様、
その蒲焼を食べているのは好景気の大工さんなど時代を描写している作品です。

当時の書籍や浮世絵は幕府の検閲を受け、鯰絵のほぼすべてが無届けの
不法出版ですので取締まりを逃れるためにほとんどの作品はわざと作者、画工
版元などの署名を書いておりません。