題名 山海愛度図会(さんかいめでたいずえ) にがしてやりたい
年代 嘉永5年(1862)
絵師 歌川国芳
版元 ト山口
当時は神社仏閣で行われていた「放生会」という、捕獲した小動物を放し、殺生を戒める宗教儀式が大衆でも大流行し、橋の脇で「放し亀屋」などと呼ばれる露店で売られている「亀」「鰻」「小鳥」などを買い求めて橋の上から逃がしてやっていました。
そこで逃がした亀などは再び橋のたもとの「放し亀屋」が回収し再び売っていましたが「ウナギ」はというと主に鰻屋では料理に使えない、小さいウナギなどを鰻屋から安く買い使用していたそうです
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